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調達ガイド公開日

調達代行・商社・直接取引、どう選ぶ? ── 中国調達の3つのルート

中国から部品を買うルートは、大きく「商社経由」「調達代行」「直接取引」の3つ。費用はどこで発生するか、トラブル時に誰が動くか、自社に要る体制は何か——3ルートの構造の違いと5つの判断軸を、どれが正解と決めつけずに比べます。

倉庫に積まれた鋼板コイル。どのルートで買っても、最後に届くのは工場がつくった現物

「中国から部品を調達したい。でも、どこに頼めばいいのか」——最初の分かれ道は、実は工場選びではありません。商社に任せるか、調達代行を使うか、自社で直接取引するか。このルート選びで、費用の構造も、トラブル時に動く人も、社内に必要な体制も決まります。3つのルートにはそれぞれ合理性があります。どれが優れているかではなく、どんな案件・どんな会社に向いているかで比べていきます。

3つのルートは、何が違うのか

違いの核心は「誰が売買の当事者になるか」です。名前は似ていても、契約の形が違えば、価格のでき方も責任の所在も変わります。

  • 商社経由 — 商社がいったん買い取り、自社へ転売する「売買型」。価格には商社の口銭(マージン)が内蔵され、その分、与信・決済・在庫といった機能を商社が担う。工場名は開示されないことも多い
  • 調達代行 — 買い手の代理として工場を探し、見積もり・交渉・検品などを代行する「代理型」。報酬は手数料として、または見積もりに含めて提示される。工場が見える形で進むことが多い一方、会社ごとの力量差が大きい
  • 直接取引 — 自社が輸入者として工場と直接契約する。中間コストは理論上ゼロ。ただし言語・契約・送金・輸入通関・品質管理のすべてを自社で持つことになる

費用は「消える」のではなく「移動する」

どのルートを選んでも、翻訳・交渉・検品・輸送・リスク負担という仕事そのものはなくなりません。商社経由なら価格の中に、代行なら手数料に、直接取引なら自社の人件費と時間に——費用は形を変えて、必ずどこかに現れます。比較するときは単価だけでなく、「この仕事を誰が、いくらで引き受けているか」を見ると、ルート間の差が正しく見えてきます。安く見えるルートは、たいてい自社が仕事を引き取っているだけです。

判断軸は5つ

  • 数量と継続性 — 定常的な量産・規格品は、商社や大手カタログ型サービスが速くて確実。単品・小ロット・スポットの案件は、代行か直接取引に向く
  • 特注度 — 図面だけの特注品や、現物しかない部品は、工場と技術的なすり合わせができるルートが要る(代行または直接取引)
  • 支払条件と与信 — 前払いを避けたい、円建てで長めの支払サイトが必須——という場合は、金融機能を持つ商社が向く
  • 社内リソース — 中国語・貿易実務・品質管理を社内に持っているか。持っていれば直接取引が最も安く、なければどこかから借りることになる
  • トラブル時に誰が動くか — 不良・数量不足・納期遅延のとき、交渉の矢面に立つのは誰か。どのルートでも、ここは契約書で先に決めておく

向き不向きを、正直に

  • 商社経由が向く:量が安定している/与信・決済・在庫の機能が要る/社内に貿易担当を置きたくない。向かないのは、1個からの特注や、工場と直接すり合わせたい技術案件
  • 調達代行が向く:カタログにない特注・小ロット/工場が見える形で進めたい/検品や現地対応だけ借りたい。注意点は、代行会社の力量差が大きいこと——選定そのものが最初のリスクになる
  • 直接取引が向く:中国語と貿易実務が社内にある/継続取引で工場と関係を築ける。向かないのは、初回・単発で、トラブル時に自力で交渉できない場合

実務では、1本に絞る必要はありません。定常品は商社、特注・補修品は代行と案件で使い分ける。直接取引に検品だけ第三者を入れる。まず代行で始めて、量が安定したら直接や商社へ切り替える——ルートは固定するものではなく、案件と成長段階に合わせて組み替えるものです。

FENTEXの立ち位置 ── 合わない案件も、先に言います

FENTEXは、3つのうち「調達代行」型です。だからこそ先に書いておくと、型番のある規格品の大量・定常調達や、与信供与・長期の支払サイトが必須の案件は、商社や大手カタログ型サービスのほうが合っています。私たちが引き受けるのは、カタログにない部品のほうです。図面1枚から、または現物から、1個から無料でお見積もりし、1営業日以内に一次回答します。協力工場は名前を開示した形でおつなぎし、ご希望に応じて秘密保持契約(NDA)を締結、出荷前検品を標準に、万一のときも解決までひと窓口で対応します。まだルートを迷っている段階のご相談でも構いません——直接取引や商社のほうが合うと判断すれば、その旨をお伝えします。

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「この部品、いくらでできる?」から。

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